« 探鳥日和「オオアカゲラ、コゲラ」、根周り穴 | トップページ | 北大総合博物館2 »

2017年4月 1日 (土)

北大総合博物館1

 
昨年7月に北大総合博物館がリニューアルオープンしたということで、何年ぶりかで行って
 
みました。
 
Img01
 
 
 
 
 
 
 
 
開拓の村でもご紹介しましたが、明治45年に作られた恵迪寮寮歌の「都ぞ弥生」です。
 
多くの寮生に愛された寮歌には前口上というものがあったりますが、「都ぞ弥生」の前口上は
 
こんな美文調で始まります。
 
   吾等が三年(みとせ)を契る絢爛の その饗宴(うたげ)はげに過ぎ易し
 
Img02
 
 
 
 
 
 
 
 
建物の中には「都ぞ弥生」の歌詞が壁や床に流れるように書かれている場所があります。
 
歩きながら歌えるようにという配慮でしょうか? 私も心の中で歌いながら歩いてみました。
 
ここは2番の部分ですが、いかにも秋の北海道らしくて大好きな一節です。
 

  豊かに稔れる石狩の野に 雁(かりがね)遥々(はるばる)沈みてゆけば

  羊群声なく牧舎に帰り 手稲の嶺(いただき)黄昏(たそがれ)こめぬ

  雄々しく聳ゆる楡の梢 打振る野分(のわき)に破壊(はゑ)の葉音の

  さやめく甍(いらか)に久遠(くをん)の光り

  おごそかに 北極星を仰ぐかな

 

Img03

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、水産放浪歌の前口上にはこんな一節があります。

 

   ・・・握る舵輪 睨むコンパス六分儀 吾等 海を渡る鴎鳥(かもめどり)

 

           されば歌わん 吾等が水産放浪歌

 

その六分儀です。昔の航海では、高い志を持った鴎鳥たちが自分の船の位置を知るための絶対の必需品

 

でした。

 

Img04

 

 

 

 

 

 

 

 

台風のために倒れた北大のポプラ並木のポプラを材料にして作られたチェンバロです。

 

ポプラという木の材質の美しさに目を奪われます。

 

前回来た時には女性ピアニストの方がこのチェンバロを弾いていましたが、明るく軽やかな音がする

 

魅力的な楽器でした。

 

Img05

 

 

 

 

 

 

 

 

そのポプラチェンバロの案内板の後ろには、同じくポプラ材で造られたカホンという打楽器が

 

置かれていました。この箱にまたがって側面を叩いて演奏するのですが、叩く場所や叩き方によって

 

多彩な音が出せるペルー発祥の打楽器です。私がもっと若ければ欲しかった楽器でした。

 

Img06

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはやはり台風で倒れた北大構内のハルニレの木で作られたフクロウの彫刻です。どことなく 

 

愛くるしい表情をしていますが、これが置かれていたのはなぜかトイレの洗面台の上でした。

 

Img07

 

 

 

 

 

 

 

 

高浜虚子の有名な歌も楡の木の板材に書かれて飾られていました。

 

北大構内はエルムの杜と歌われるように、楡の大木がたくさん生えています。

 

Img08

 

 

 

 

 

 

 

 

樹齢400年のアカエゾマツだそうです。年輪がものすごく詰まっていてその成長の遅さゆえに、

 

人間の尺度とは別の悠久の時間の流れが凝縮しているようにも感じられます。

 

北大の演習林に生えていたという樹高34m、胸高直径175cmの巨木です。

 

Img09

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤママユ蛾の仲間ですが、世の中にはすごい蛾がいるものですね。尾状突起が長いのは、捕食者の鳥に

対して自分を大きく見せようという工夫なんでしょうか?

 

Img10

 

 

 

 

 

 

 

 

アイヌ模様の刺繍衣です。私が子供の頃は一部にこういう模様の入った衣服や敷物とかがまだいくつも

 

あったように記憶しています。

 

Img11

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和11年7月12日(日)の東京日日新聞の広告なんていうものもありました。

 

Img12

 

 

 

 

 

 

 

「リチャード・キンブル、職業医師。正しかるべき正義も時として盲しいることがある」

 

懐かしいテレビドラマ「逃亡者」の冒頭の一節ですね。日本では1964年から1967年まで

 

放送されていました。当時は毎回ものすごく楽しみにして見ていたように思います。あの頃はテレビと

 

映画が娯楽の王道でした。

 

で、これは法学部のブースに展示されていた正義の女神(テミス/ユスティティア)の像です。

 

上記ナレーションに重なるようにこの像がクローズアップで映されていました。

 

Img13

 

 

 

 

 

 

 

 

平賀源内から250年、現代版のエレキテル、のようなもの、でしょうか?

 

放電しているネオン管に手を当てると、その手のぬくもりを恋しがるように(?)光が寄ってきました。

 

Img14

 

 

 

 

 

 

 

 

普段あまり覗く機会がないだけに、パソコンの内部には興味があります。

 

これは、パソコンにはいろんな素材が使われているという、そういう展示でした。

 

金銀を始め、家電製品にはたくさんのレアメタルが使われていますので、都市鉱山なんていう言い方を

 

することがありますね。

 

Img15

 

 

 

 

 

 

 

 

1986年に発売されたパーソナルワードプロセッサーの文豪ミニです。文章を作るためだけの

 

専用のワープロというのが時代を感じさせますね。フロッピーディスクも5インチクラスのものでは

 

ないでしょうか? その前には8インチなんていうペラペラ規格のフロッピーもありましたっけね。

 

Img16

 

 

 

 

 

 

 

 

1990年に発売された Mackintosh Classic です。9インチの白黒ブラウン管ディスプレイでした。

 

このフロッピーディスクは3.5インチでしたね。

 

その当時私の知り合いがこれを持っていて、触らせてもらってMacの楽しさを実感したことを懐かしく

 

思い出します。

 

Img17

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろを見るとSCSI(スカジー)接続用の端子も見えますね。こちらも懐かしい規格です。

 

Img18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

« 探鳥日和「オオアカゲラ、コゲラ」、根周り穴 | トップページ | 北大総合博物館2 »

コメント

こんばんは―♪
北海道へはまだ一度も行った事がありません。
友人が遊びにお出でと声を掛けてくれるのですが・・むむ・・飛行機は苦手
なのです!(^^)!何れ訪れてラベンダー畑でお~い来たよ―(*^。^*)
カニ、トウモロコシなど夢が膨らみます。
ポプラのチエンバロいいですね…どんな音色か聴きたいものです―♪
木はいいなあー見ているだけでネイチャーセラピー効果満点です。

 
cat房総いちこさんへ
 
飛行機が苦手な人は結構いますね。でも今は新幹線もありますので

北海道もずいぶん近くなったのではないでしょうか?

ポプラチェンバロは透明感のある澄んだ音がしますね。素敵な楽器だと

思います。

木には優しいぬくもりがありますね。でも、木は暴れるという言葉が

あるように、何かの製品材料として使うには難しさもあるようです。
 

北大総合博物館はすばらしいですね。
時代の流れを感じ、私もその時代を生きたのねと思いましたわ。

アイヌ刺繍もいいですね。これからも挑戦しようと思っています。
先日木の玉のネックレスを買い求めました。
木のすばらしさに引き付けられた感じですよ。

北大の博物館も素敵ですね♪
壁や床に書かれている寮歌と歩調を合わせて口ずさんで歩くのも
楽しそう。北大生になった気分になれるかも?いいな~(^^♪
昔の航海で使われていた六分儀は天文にも使われていましたね。
国立天文台で見たことがあります。

ポプラの木で作られた楽器や彫刻も素敵ですね。
ヤママユガの仲間たちもとってもきれい♪
「逃亡者」のドラマは母がいつも楽しみに見ていました。なんか懐かしいです。

プラズマボールは主人が前年度と前前年度、ずっと前にも勤めていた
プラネタリウムの館内にもありましたよ。

北大のいろいろなお宝を見せていただいて楽しかったですo(*^▽^*)o♪

 
catさなえさんへ
 
北大の総合博物館もリニューアルしてからずいぶん充実してきた

ように思います。時代の流れとか文化の進展や文明の進歩といった

ものを感じることができますね。

アイヌの刺繍は写真に撮りながらさなえさんのことも思い浮かべて

いました。こういうものがお好きでしたものね。

木には独特の魅力がありますね。温かみとか手触りの良さとか、

木肌の風合いとか・・・ いいものですよね。
 

 
catひめねずみさんへ
 
寮歌は多くの学生たちに愛され歌い継がれてきたものですから、

そんな歌を心に抱きながら館内を巡るというのも一興ですよね。

確かに北大生気分に浸れるかもしれませんね。

六分儀は航海でも天体観測でも使われていましたね。どちらも

その使い方は基本的に同じものですものね。天体観測の方からの

アプローチがひめねずみさんらしいなと思いました。

私はここで初めてポプラの木の美しさに出会ってびっくりしました。

こんなにもきれいな木だったんですね。

ヤママユ蛾のあんなに長い尾状突起を傷めずに採取するのは大変で

しょうね。大雑把な私には無理だと思います。

逃亡者はひめねずみさんのお母さんの時代でしたか。それでも

ひめねずみさんもご存知というのが嬉しいですね。私も大好きな

番組でした。

プラズマボールというんですか? 見栄えのする面白い装置ですよね。

ご主人のプラネタリウムでも人が集まったのではないでしょうか?

この博物館は次回もう1回載せようと思っていますので、よろしく

お付合いください。
 

壁に流れるように書かれた「都ぞ弥生」、とっても素敵ですね~。
そこを通るだけでも心が和みます。

台風で倒れた大木を楽器や彫刻で生かすのは素晴らしいですね、
樹齢400年の赤エゾマツの年輪はみっちりと詰まっていて、すべすべとしている感じで触ってみたいです(*^_^*)

モモイロタンポポは咲き出しました。 とっても可愛くてウキウキしています♪

 
catmoonさんへ
 
moonさんにも「都ぞ弥生」の雰囲気を感じて頂けて嬉しく思います。

北大構内には古い巨木もたくさんありますので、台風なんかで倒れて

しまうこともよくあるようです。それをきちんと生かしているというのが

いいですね。

アカエゾマツの年輪の詰まった状態を見て、私もさすがは北海道の木だなと

素直に納得してしまいました。

おおー、ついにモモイロタンポポが咲きましたか? 待ち遠しかったですね。

moonさんならばどんな写真に仕上げるか、楽しみにしていますね。
 

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 探鳥日和「オオアカゲラ、コゲラ」、根周り穴 | トップページ | 北大総合博物館2 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ