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2018年6月の3件の記事

2018年6月29日 (金)

北大植物園の生き物たち「コムクドリ、ヒワの仲間、キビタキ、謎の幼鳥?」

 
前回は植物園らしく植物を載せましたので、今回はこの植物園で出会った野鳥と昆虫に注目して
 
みました。
 
まず最初はコムクドリです。
 
日本ではどちらかというと北方系の鳥で、札幌ではムクドリよりも普通に見ることができます。
 
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最初に見つけた時には口にドングリをくわえていました。こんな大きな木の実まで丸呑みに
 
しちゃうんですね。
 
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鳴き声はムクドリよりも明るい感じでしたが、それでもやっぱりムクドリの仲間らしい鳴き方では
 
あったように思います。
 
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で、さて、この子が誰なのかよくわかりません。おそらくヒワの仲間だとは思うのですが・・・
 
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胸が黄色いところなんかはマヒワのようにも思えますが、黒い顔なんかはオオカワラヒワっぽくも
 
見えたりします。
 
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大きな口を開けて盛んに鳴いていたんですがねぇ〜。残念ながらあまりはっきりと鳴き声を
 
覚えていないんです。
 
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きっとヒワの仲間だとは思うのですが・・・
 
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こちらはお馴染みのキビタキですね。
 
今回札幌へは愛用のキャノンの白レンズではなく某メーカーのコンパクトな28ー300mmの
 
レンズを持ってきたのですが、いかんせんこのレンズ、暗いところはずいぶん苦手なようなんです。
 
今写真はRAWで撮ってPhotoshopで現像しているのですが、このPhotoshopを使って明るさを
 
持ち上げてみると御覧のように画質の荒さが目立ってしまいますね。
 
これは今回の鳥の写真全部に言えることですが、ま、この安物のレンズでこれだけ表現できれば
 
そこそこ御の字なのかもしれません。
 
で、そうでした、キビタキでした。
 
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綺麗な鳥だけに今度はもっと明るいところで出会いたいものです。
 
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狭い木の葉の隙間を透かしてポヤポヤした毛並みの鳥が見えましたので撮ってみました。おそらく
 
なにかの若鳥だと思うのですが、さすがにこれではなんだかわかりませんでした。
 
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枝から足を踏み外したように見えるこの仕草なんかまだ巣立ったばかりの若鳥ゆえなのかもしれませんが、
 
変なところに爪のようなものが見えたりして、えっ、こんなところにあるのってまさか蹴爪?
 
”謎の鳥”はそれでも普通に飛べるようで、この後すぐにどこかへと飛び去ってしまいました。
 
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北大植物園では昆虫にも出会いました。
 
色鮮やかなアカツメクサの花にいたのは小さなヒメギスのようです。日焼けしたキリギリスのようにも
 
見えたりするバッタですね。
 
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こちらはヒカゲチョウの仲間のクロヒカゲです。
 
ヒカゲチョウは北海道にはいない蝶ですが、この山岳蝶のクロヒカゲは北海道では平地でも普通に
 
見られるようです。
 
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一見モンシロチョウにも似ているこの蝶はスジグロシロチョウですね。
 
子供の頃にはちょっと変わったモンシロチョウがいるぞ、新種の発見か? なんて思ったり
 
したものでした。
 
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イトトンボです。でもイトトンボって意外とみんなよく似ていて私にはその違いがよくわかりません。
 
この子はエゾイトトンボ? オオイトトンボ? オゼイトトンボ?
 
ちっちゃなトンボのくせに奥が深い生き物だと思います。
 
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最後はエゾハルゼミです。このセミは落葉広葉樹林帯に生息していますので野幌原始林で
 
出会いました。
 
札幌あたりでは5月の終わり頃から鳴き始めるセミで、その鳴き声もミョーキン、ミョーキンと
 
かなり特徴的です。
 
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ヒグラシというセミは夕暮れになると「カナカナカナカナ」と哀愁を帯びた声で鳴きますが
 
このエゾハルゼミはそのヒグラシによく似た姿をしていると思います。
 
どちらも私が好きなセミたちです。
 
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2018年6月18日 (月)

春の北大植物園再び

 
前回ちょっとだけ覗いてみた北大植物園を今回はじっくり散策してみました。
 
ここは札幌駅から徒歩10分という街の中心部にありながら、都会の喧騒からは隔絶された別世界。
 
広さ13.3haの園内には樹齢数百年のエルムの巨木が何本もそびえ立ち、イタヤカエデやミズナラ、
 
ハンノキといった落葉広葉樹も生い茂っている、そんな場所なので野鳥の楽園にもなっていました。
 
例によってあの人懐こいカラスたちもたくさん戯れていましたが・・・
 
 
ということで、まず最初は・・・
 
前回は熊が居そうなところに生えている(いや、ウソです!)クマガイソウを載せましたが、
 
今回はクマガイソウ以上に希少価値の高いアツモリソウが咲いていましたので、まずはこの花から。
 
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さすがに存在感のある花ですね。
 
で、この花の隣に咲いていたのがアメリカ北東部で見られるアツモリソウの仲間、
 
キプリペディウム・レギナエでした。レギナエとは女王のという意味だそうです。
 
こちらもお見事!
 
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 潮かをる 北の浜辺の 砂山の
   かの浜薔薇(はまなす)よ 今年も咲けるや       石川啄木
 
函館の大森海岸にある小さな公園に、啄木の像とともにこの歌碑が建っています。
 
そのハマナスの八重です。なんとも妖艶な花ですね。
 
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 七重八重 花は咲けども 山吹の
    実のひとつだに なきぞ悲しき
 
「道灌」という落語に出てくる兼明親王(かねあきらしんのう)の作とされる歌ですね。
 
八重咲きのヤマブキを見るとどうしてもこの古歌を思い出してしまいます。
 
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水辺に咲いていましたのでカキツバタではないでしょうか? 楚々とした佇まいに目を惹かれました。
 
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エゾクガイソウです。下の方から咲き始める、その咲き始めですね。
 
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すでに花びらが散ってしまったチシマフウロですが、特徴的な雌しべが面白くて撮ってみました。
 
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谷筋の森の斜面に咲いていたヤマボウシです。ものすごくたくさんの花が咲いていて賑やかでした。
 
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一方こちらは植物園近くに植わっていた街路樹のヤマボウシです。ピンクのヤマボウシは園芸品種の
 
ようで、この花にはサトミという名前が付けられているようです。
 
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札幌ではよく見かけるタンポポによく似た花です。北海道にはエゾタンポポという品種がありますが
 
こちらはまた別の品種になります。
 
フランス語のブタのサラダからこの名前がついたようですが、葉っぱはその名の通りサラダとして
 
美味しく食べられるそうです。全体の感じはモモイロタンポポにも似ている気がします。
 
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北海道出身の中島みゆきのデビュー曲は「アザミ嬢のララバイ」で、私が学生時代、深夜放送で
 
よくかかっていたものでした。
 
そしてこの花はエゾアザミ、チシマアザミともいいます。色も葉っぱのトゲトゲもおとなしめです。
 
それでも結構背は高くなりますね。この花がアザミ嬢のイメージかもしれませんね。
 
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ミヤママタタビの葉っぱです。ミヤママタタビは花が咲く頃、こんな風に葉っぱの一部が
 
ピンク色になるそうです。
 
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葉緑素を失って光合成ができなくなるというのに、このことにどんなメリットがあるのでしょう?
 
不思議です!
 
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一見ただの草のようにも見えますが、これがハッカです。葉っぱを揉むとハッカ特有の香りが
 
します。北海道、特に北見地方の特産物になっています。
 
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野幌や円山の原始林を歩いているとよく見かけるこのシダ、オシダという名前だそうです。
 
バトミントンのシャトルのように特徴的な形をしていてよく目につくシダですが、ずっと名前が
 
わからずにいました。でも今回この植物園で名前付きで出会ってやっと正体が判明しました。
 
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こちらはカラマツの松ぼっくりです。ものすごくたくさん成っていました。
 
昨年の秋にこのブログに載せましたが、このカラマツ、落葉松とも書くように、針葉樹のくせに
 
秋になると葉を落とす変わり者なんです。
 
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ヘラオオバコです。葉っぱがヘラ状なのでこの名前があるとか。
 
環状に飛び出した白い雄しべが可愛らしくて、野原で見かけるとなんとなく見入ってしまいます。
 
こんなものまでこの植物園にあるのが面白いと思います。
 
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原始林の林床でよく見かけるハイイヌガヤです。エゾイヌガヤともいい雪の多い地域に適応した
 
品種です。あまり大きくならず雪に耐えて冬をやり過ごすど根性を持った御仁のようです。
 
春先のこの新葉が目にも鮮やかで手触りにもゴムのような弾力があったりして、見かけると
 
思わず触ってみたくなってしまいます。
 
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これも今の時期野幌原始林でよく見かけるオオハナウドです。2mぐらいになる花で大群落を形成したり
 
しますので、とにかくよく目に付く花です。
 
アイヌ、ウィルタ、ニブフといった北方民族の人たちにも珍重されてきた植物だそうです。
 
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エゾユズリハです。北海道ではよく見られる植物だと思います。
 
アイヌの人たちはこの葉っぱをタバコの代用にしたとか。
 
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最後はホウノキです。この大きな葉っぱには芳香があって殺菌作用もあるため朴葉寿司や朴葉焼き
 
なんかにも使われたりしますね。
 
アイヌの人たちは枝や果実を煮立ててお茶として飲んだりしたそうです。
 
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今回は随分長くなってしまいました。最後まで見ていただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2018年6月 8日 (金)

万木の森の生き物たち「シジュウカラ、ホトトギス、サシバ、アライグマ、オオヤマトンボ、ウシガエル、コシボソツリアブ、トリアシショウマ」

 
所用で1週間だけ外房に戻った時に万木の森で出会った生き物たちです。
 
まずはこの子、藪の中でウグイスの笹鳴きのように「チャッ、チャッ、チャッ、チャッ」と
 
鳴いていました。でもこれはウグイスではなくてシジュウカラの若ですね。
 
#1
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すぐそばに同じような子供たちが何羽かいましたので、ちょうど巣立ったばかりだったのでは
 
ないでしょうか?
 
#2
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こちらは夏鳥としてやってきて賑やかに鳴いているホトトギスです。
 
ウグイスやオオヨシキリなんかの巣に托卵することでも有名ですね。
 
胸の横縞がカッコウにそっくりです。ま、同じ仲間ですから当たり前ですが。
 
#3
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1羽が飛び立ったそのそばで、もう1羽が鳴いていました。
 
「トッキョキョカキョク!」 ・・・発音も完璧です。
 
#4
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そして鳴いていたもう1羽も飛び立って、みんないなくなってしまいました。
 
#5
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こちらも夏鳥のサシバです。
 
#6
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タカらしく悠然と上空を旋回していました。気持ち良さそうですね。
 
#7
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散歩道の木道の上にアライグマの足跡が付いていました。
 
アライグマというと可愛らしいラスカルをイメージする人がいるかもしれませんが、実際には
 
かなり凶暴な生き物のようですね。
 
#8
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万木堰の柵のところで面白いものを見つけました。
 
これ、なんだかわかりますか?
 
#9
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明るいところに出してみました。
 
エイリアンの抜け殻のようにも見えますが、実はこれ、オオヤマトンボのヤゴの抜け殻なんです。
 
毎年この時期になるとここでいくつも見つけることができます。
 
#10
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そしてこれがそのオオヤマトンボですね。
 
夏の間中、この堰の際でなわばり飛行をしている姿を見ることができます。
 
#11
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この堰ではウシガエルのおたまじゃくしも泳いでいたりします。
 
後ろ足も出ていますので、もうすぐ上陸でしょうね。
 
#12
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ずいぶん小さなオオイヌノフグリだなーと思って見ていたら、偶然この虫がやってきました。
 
調べてみたら、コシボソツリアブとかハラボソツリアブとかの仲間のようでした。
 
以前コンボウヤセバチという虫を載せたことがありましたが、こいつら皆さんどこか不思議ちゃんたちです。
http://nekosen.cocolog-nifty.com/mikoppe/2011/08/post-1990.html
 
#13
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こちらはおそらくトリアシショウマだと思われます。
 
以前、札幌の野幌原始林でもっと大きなサラシナショウマを見たことがありましたが、よく似た仲間が
 
千葉県にもあるんですね。
 
ここはもう10年以上も散歩している場所ですが、今回初めてここでこの花を見ることができました。
 
#14
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